いくら「毎日のようにサービス残業をしてきた」「未払いの残業代がたくさんあるはず」といっても、証拠がなければ未払い残業代の請求はむずかしくなります。未払い残業代の請求の第一歩としては、残業をしたことの証拠を集めることです。
いくら「毎日のようにサービス残業をしてきた」「未払いの残業代がたくさんあるはず」といっても、証拠がなければ未払い残業代の請求はむずかしくなります。未払い残業代の請求の第一歩としては、残業をしたことの証拠を集めることです。
最も確実な証拠になるのは、タイムカードのコピーです。けれども、3年間分のタイムカードをコピーするとなると、実際には大変な作業です。
それが不可能なら、勇気のいることかも知れませんが、タイムカードを管理している担当者に問い合わせてみましょう。会社にはタイムカードなどの労働時間に関する記録を保存する義務(3年間)があるので、あなたのタイムカードも保管されているはずです。
※ただし、支払日が2020年3月までの残業代については、時効期間が2年間のため請求できません。
他にも、証拠として役に立つのが、取引先や社内の各部署に送った見積書などの書類、業務日報などのメール・FAXの送信時刻です。勤務シフト表や乗車時刻が記録された公共交通機関の定期券なども、いざとなれば証拠代わりになります。
すでに退職していて当時の勤務時間がわからないという方は、勤務していた会社に対して出勤記録の開示を求めるとよいでしょう。
証拠となる資料が揃ったら、それらの資料を携えて私たちにご相談ください。
残業代が請求できるかどうかのポイントについて詳しく解説しています。